2011年 10月 25日
不良が作品になった日 |
徳島県立近代美術館で開催中の「スウィンギン・ロンドン 50's/60's」観覧のため、
大学生を引き連れて校外授業へ行ってきました。
私は2度目でしたが、何度でも足を運びたくなる企画展です。
というのは…
公設の美術館の特別展なのに、絵画と呼べる代物がありません。
例えば
どうやって搬入したのかしら?と思える
ミニの原型であるオースチンセブンが展示されてたりとか
1960年代の家具や家電、タペストリーがあったり
世界をリードした頃のロンドンファッションがあったりと、
現在とは比べようもないぐらいイキイキしていた時代にタイムトリップしたようでした。
そこで感じたキーワードは
「ど不良」です。
念のため、「ど」をつけてみました。
この後ろ姿が現在でもキュートなベスパ。
スカートの女性でも運転できるスタイルを生み出したそうですが
同時の不良どもがこんな感じで乗ってたそうです。
以前チョイ悪オヤジが流行っていましたが、こいつらハンパなく悪そうです。
ゲキ悪若者とでもいうのでしょうか。
ベスパをデザインしたダスカニオにしてみれば
バッジとか付けるのヤメテーとか言ってたかも知れませんが、おかまいなしです。
でもカッコイイです。
コチラはLPレコード100枚、一挙展示。
ビートルズやプレスリーなど、当時の大人は「不良」の音楽だとののしっていたはずです。
マニアから見ればヨダレの出そうな楽器コレクションですが
当時ロックを演るやつは「不良」だと相場が決まっていました。
元々、アコースティックの音を増幅させるために作られたエレキギターですが
増幅させ過ぎて歪んでしまった音が若者にすれば「カッコイイ!」となったわけです。
そんな中でも伝説のギタリストコーナーがありました。
ジミーペイジです。決してジミー大西ではありません。
当時はやはり「不良」のアイドルだったのではないでしょうか。
このダブルネックのギターで「天国への階段」弾く姿は忘れられません。
そんなこんなで、デザインは消費者の手に渡ってしまうと
作り手がまったく予想しなかった使われ方をすることがあって
それが流行を生み、後で振り返ると文化にまでなっていくのだ
というようなことを感じた1日でした。
それにしても公設の美術館でありながら
この企画を実現させた学芸員の方々に拍手を送りたいです。
いいね!を100個ぐらい付けたいです。
ひょっとしたら既存の美術ファンは眉をひそめるかも知れませんが、
こういう企画を続けることによって
美術館がより多くの人に支持されるはずだと私は確信しています。
大学生を引き連れて校外授業へ行ってきました。
私は2度目でしたが、何度でも足を運びたくなる企画展です。
というのは…
公設の美術館の特別展なのに、絵画と呼べる代物がありません。
例えば
どうやって搬入したのかしら?と思える
ミニの原型であるオースチンセブンが展示されてたりとか
1960年代の家具や家電、タペストリーがあったり
世界をリードした頃のロンドンファッションがあったりと、
現在とは比べようもないぐらいイキイキしていた時代にタイムトリップしたようでした。
そこで感じたキーワードは
「ど不良」です。
念のため、「ど」をつけてみました。
この後ろ姿が現在でもキュートなベスパ。
スカートの女性でも運転できるスタイルを生み出したそうですが
同時の不良どもがこんな感じで乗ってたそうです。
以前チョイ悪オヤジが流行っていましたが、こいつらハンパなく悪そうです。
ゲキ悪若者とでもいうのでしょうか。
ベスパをデザインしたダスカニオにしてみれば
バッジとか付けるのヤメテーとか言ってたかも知れませんが、おかまいなしです。
でもカッコイイです。
コチラはLPレコード100枚、一挙展示。
ビートルズやプレスリーなど、当時の大人は「不良」の音楽だとののしっていたはずです。
マニアから見ればヨダレの出そうな楽器コレクションですが
当時ロックを演るやつは「不良」だと相場が決まっていました。
元々、アコースティックの音を増幅させるために作られたエレキギターですが
増幅させ過ぎて歪んでしまった音が若者にすれば「カッコイイ!」となったわけです。
そんな中でも伝説のギタリストコーナーがありました。
ジミーペイジです。決してジミー大西ではありません。
当時はやはり「不良」のアイドルだったのではないでしょうか。
このダブルネックのギターで「天国への階段」弾く姿は忘れられません。
そんなこんなで、デザインは消費者の手に渡ってしまうと
作り手がまったく予想しなかった使われ方をすることがあって
それが流行を生み、後で振り返ると文化にまでなっていくのだ
というようなことを感じた1日でした。
それにしても公設の美術館でありながら
この企画を実現させた学芸員の方々に拍手を送りたいです。
いいね!を100個ぐらい付けたいです。
ひょっとしたら既存の美術ファンは眉をひそめるかも知れませんが、
こういう企画を続けることによって
美術館がより多くの人に支持されるはずだと私は確信しています。
by kikawadesign
| 2011-10-25 22:08
| プロダクト